一般のバイク同様、ハーレーもバッテリー上がりの症状を起こすことがあります。特に冬場は、気温が寒いことやハーレーに乗る機会が少なくなることで電圧の低下や放電が起こり、バッテリー上がりを起こしやすくなります。
その解決方法の1つとしてバッテリーの充電が挙げられます。通常は、走行することでハーレーも他のバイク同様充電が行われるのですが、バッテリーが上がっている状態では走行による充電は無理です。
そこで専用のバッテリーチャージャーを使用します。専用のバッテリーチャージャーを使用することで数時間程度で充電は完了します。しかし、何度もバッテリー上がりを起こしている場合、再びエンジンがかからなくなることがあります。こうなると充電では間に合わずバッテリーの交換が必要となってきます。
ハーレーのバッテリーの交換は、年式や車種によって異なりますが、おおよそ次のような手順になります。まず、シートを外し、バッテリーが現れたら、メインヒューズを引き抜きます。セキュリティを解除したり、安全に作業を行うためです。
次に-端子を外し、その後で+端子を外し、古いバッテリーを取り除きます。バッテリーは重いので落としたりしないように注意しましょう。端子をつける前に接点グリスを塗ります。腐食防止のためです。
バッテリーの取り付けは、外した時と逆の手順になります。+端子から接続していき、次いで-端子を取り付けます。最後にヒューズを取り付け、シートを戻したら完了となります。
カスタム用のパーツは様々な物が売られています。中にはハーレーの走行性能や安全性に直結する重要なパーツもカスタムパーツとして売られていますが、取り付け作業に慣れていない初心者が安易にパーツ交換を行うと大きなトラブルに遭うリスクが増大するのも事実です。しかし、愛車を自分でカスタムできてこそ真のハーレー乗りとも言えるので、いつまでも業者任せにせず、簡単なパーツ交換から始めて練習を重ねることが技術を磨く秘訣です。
ハーレーのカスタムを自分で行うのは余計な出費を抑えられるメリットもあります。カスタムを行う専門業者にパーツの取り付けをお願いすれば安全にカスタムを行ってくれますが、その作業工賃は決して安くありません。何度も繰り返せばそれだけ出費も嵩んでしまいます。自分でパーツの取り付けができるようになれば作業工賃を払う必要が無くなるので大幅な節約が可能です。
自分でカスタムをやり遂げた達成感はハーレー乗りとしての自信を育み、愛車を疾走させることをより深く楽しめる要因にもなります。
最初は簡単なミラーなどのアクセサリーパーツの取り付けで練習して、ハーレーの構造を学びながら徐々に難しいパーツに取り組むのが正しい知識に基づいた高度な技術力を持つ条件になります。